アル厨の在宅ワークと育児の記録

外資系企業サラリーマンの在宅ワーク期間中の備忘録(たまにNTRにハマる友人について触れるのでエロく乱れます)

6月30日(火) 雨

 寝る前に飲むと翌日調子が良いことを知ったビタミン剤と胃腸の薬を飲むのを昨夜は忘れていたと、明け方に目が覚めリビングから外を眺めると既に雨音響いていた。湿度は高いようで、外から流れて来る空気は冷たく感じて心地が良い。
 降るものだと知っていながらも朝から降るのかとも思うが、リモートワークにより通勤が不要であるため外に出なければそれ程気にはならない。雨の日にわざわざ傘をさしてまで通勤することが如何に不毛なことなのかと嘆いていた僕にとって、天気をさほど意識しなくてよくなったのは良いことだ。
 風が強ければ裏返り、雨が横振りであってもそうでなくても足元は少なからず濡れる。傘のような不十分極まりない物体頼りなことがどうしても納得がいかないままだ。

 0歳の下の子の行動範囲が部屋の中での話ではあるがこの所飛躍的に拡大している。ジョイントマットを敷いたスペースを拡大すると、少年アシベのゴマちゃんのように匍匐前進をするようになり、遂には膝をついてあちこちへついて来るようになった。
 上の子を間近にしているせいか、言葉にならない言葉を発したり、幼児番組を眺めては裏声で何かを発声している。確かに産まれて間もない頃に抱きかかえて寝かせている時のグズり加減や体の動きから感じる主張からみて、上の子よりは我が強そうで手強そうではないかと妻とも話していた。
 自宅で仕事をしていると、そんな下の子が離乳食を食べているのと同じテーブルで昼食を取ることが出来る。そのためにストッケのトリップトラップシリーズの椅子を購入したのだが、座らせても直ぐに膝を立てて身を乗り出そうとするか、常時仁王立ちの状態ではある。我々の目を盗んでテーブルの上でハイハイをしようとするので、その内誰かの食べている皿に頭からダイブするのかも知れない。
 こういった話はディレクター陣や役職者からの声も同様で「今までは寝顔しか見たことなかった。仕事が忙しいのには変わりないが、合間に子供と遊べる」と、今年も来年も今のプロジェクトが続く内はクライアント先を訪問したり、自社に招くようなイベントでもなければ、基本リモートワークが継続されるのだろう。

 こんな感じの下の子を連れながらだと外食もそろそろ難しくなってきた。大人しく寝ていてくれている日ばかりではない。妻と僕で交代で抱きながらだとラーメンものびてしまう。
 そう言いながらではあるが、つい先日一年振りくらいとなる一蘭へ家族で足を運んだ。最近はスマホアプリからはお子様ラーメンなるもののクーポンが無料で入手出来るのだと知り、それであれば店舗さえ選べば比較的家族でゆっくりと食事が出来るのではないかと踏んで、最寄りの繁華街の店舗ではなく少し郊外の店舗へ車を走らせたのだがこれが正解だった。
 郊外とは言え流石の一蘭。Web上の混雑予想の表示の通り待ち時間は発生するのだが、整理券の発券さえ済ませれば駐車場に停めた車の車内で順番を待つことが出来る。専用の駐車場が利用出来るというのも非常に大きい。
 替え玉が210円とはどういうことだといつも思うのだが、お子様ラーメンが無料ということもあり、よく足を運ぶその他の店でランチ時よりもトータルで安く収まっていた。
 ラーメン屋に連れて行きすぎてラーメンに拒絶反応を示しがちな上の子が、ここならまた来たいと言っていた。やはり一蘭特有の味集中カウンターの独特の雰囲気やチャルメラ音、事前のオーダーシートへ記入するプロセスが他とは違って新鮮だったのだろう。幼い子連れ客が多い店舗だった。
 10倍の秘伝のタレがよく混ざったスープに固めの替え玉を突っ込んで食べ終えようとした時、片腕に抱いた下の子が体を曲げて片方の腕をスープに突っ込もうとするのをすんでのところで止めた。